中ノ島O邸にソファーを納めました。
素材はフレームにナラの無垢材、クッションはウレタンフォームに布の張り地です。幅は1700oの3人掛けで、クッションはやや硬めにセッティングしました。塗装はオイルフィニッシュのダークウォルナット色です。
背もたれ、座面の枠組みは細かいスパンで格子状に貫をいれ、座った時にしっかりとクッションを支えるようにしています。また、座面は格子状のままだとクッションがすぐ下手ってしまう恐れがあるためその上に板をはめ込み、フラットになるようにしています。ただそのままではクッションが滑ってしまう為、座枠の前側を少しだけ立上げてクッションのずり落ちを防いでいます。脚は左右の前後にあり、座枠の幅を広く取って座った時の座面のゆがみを防いでいますが、更に座面したの中心あたりに目立たないように補助の脚を入れ、強度を持たせました。
両脇に、背もたれの枠から広げた肘掛をつけています。そのデザインは野暮ったくなりがちな肘掛を内側から外側に向けてテーパーを付けることで少しシャープに見せています。
今回はクッションを作成するに当り、長後のアルス商会という椅子張り屋さんに色々とアドバイスをいただきました。原油の高騰で材料のウレタンが一週間ごとに値段が上がってしまっているらしく、大変だよ〜とぼやいていました。